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ギターのネック反りを確認する方法と買取前のチェックポイント|買取GEEK

ギターを売るとき、見た目のきれいさやブランドばかりが気になる方も多いかもしれません。けれど、本当に査定に影響するのは“ネックの状態”です。
その中でも特に大事なのが、ギターのネック反りを確認すること。これは、楽器の価値を決める上で避けて通れないポイントです。
ネックに反りがあるかどうかは、演奏性に直結するため、中古ギターの買取査定では非常に重要な判断材料になります。反りの有無によって、音の詰まり、チューニングのズレ、フレットのビビりなどが起こる可能性があるからです。逆に、ネックの反りが少なく安定していれば、それだけでプラス査定につながることもあります。
ただし、「ギターのネック反りを自分で確認するのは難しそう」「どう見ればいいかわからない」と不安に感じる方も多いはず。
でもご安心ください。正しい知識と方法があれば、誰でも基本的なネック反りの確認は可能です。
また、たとえ少し反っていても、「演奏に問題がない」と判断できる状態であれば、減額なしで売却できるケースも少なくありません。
この記事では、神奈川県横浜市・兵庫県尼崎市に拠点を持ち、全国対応の楽器買取サービスを展開している「買取GEEK」が、
ギターのネック反りを確認する方法や種類ごとの影響、買取での評価ポイントまで詳しく解説します。
買取GEEKでは、
LINE査定・Web査定・店頭買取・宅配買取すべてに対応しており、自宅にいながら簡単に売却可能。
付属品がなくても、ネックが反っていても、破損があってもOK。
キャンセル料無料・運送保険完備の安心対応で、多くのギターユーザーの皆様から信頼をいただいております。
ギターのネック反りを確認することで、大切な楽器の“本当の価値”を守り、損のない売却につなげましょう。
目次
ギターとネックの構造的な関係

ギターにとってネックとはどんな存在か
ギターのネックとは、音を支える柱のような存在です。
弦を押さえ、音程を決め、指の動きを受け止める──演奏性の中心にあるのがネックです。ネックが不安定な状態にあると、弾き心地や音質に大きく影響し、ギター全体の価値が下がってしまいます。
ギターには様々な構造がありますが、ネックは基本的にボディに接続されており、内部には「トラスロッド」と呼ばれる金属棒が埋め込まれているのが一般的です。このロッドがあることで、湿度や弦の張力で生じる反りを調整することができます。
しかし、木材であるネックは経年変化によってわずかずつ形を変えていくものであり、完全にまっすぐな状態を長く保つのは非常に難しいのが現実です。そのため、定期的にギターのネック反りを確認し、必要に応じてトラスロッドを調整することが、楽器のコンディション維持には不可欠です。
買取査定においても、ネックの状態は非常に重視されます。買取GEEKでは、ギター本体だけでなくネックの素材・状態・調整状況まで細かく確認し、「見えない価値」もしっかりと評価します。
反りが軽度で、演奏に支障がなければ査定額に影響しないケースも多く、ネックの反り=即減額ではないという柔軟な判断をしています。
ネックと音の関係
ネックの状態は、ギターの音の安定性と弾き心地に直結します。
わずかな反りがあるだけで、弦高が不均一になったり、ビビリ音が発生したりと、プレイヤーのストレスにつながります。
順反りでは弦高が高くなりすぎ、押弦が重くなる。逆反りでは弦とフレットが近すぎてビビリや音詰まりが起きる。こうした現象は、ネックの状態によって起こる典型的な症状です。
買取においても、演奏に影響を与えるかどうかは重要な判断材料となります。ギターのネック反りを確認し、その状態を正しく伝えることが、適正価格で売却する第一歩です。
ネックの素材と反りやすさの傾向

ネックにはさまざまな木材が使われます。たとえばメイプル、マホガニー、ローズウッドなど、それぞれに特性があります。
メイプルは硬くて反りにくい反面、乾燥に弱い。マホガニーは音が温かい反面、湿気で反りやすい。つまり、ネックが反りやすいかどうかは素材に依存する部分も大きいのです。
買取GEEKでは、素材の特性に応じた評価を行っており、反りが起きやすい素材でも現状が安定していれば減額対象にはなりません。
ギターのネック反りは、必ずしもマイナス要素ではなく、現状を確認することがすべての基準になるのです。
ギターの種類によって異なるネックの反りやすさ
アコースティックギター、エレキギター、クラシックギター。
それぞれに構造が異なり、ネックの反りやすさにも違いがあります。
アコースティックギターは、ボディとネックが一体構造で湿気の影響を受けやすく、反りやすい傾向にあります。
エレキギターは、ネックが着脱可能なボルトオンタイプも多く、比較的反りに強い構造です。
クラシックギターは、トラスロッドがないモデルも多いため、反っても調整が難しい場合があります。
つまり、ギターの種類によって、ネックの反りがどれくらい許容されるかという基準も変わってくるのです。
買取GEEKでは、その点を熟知した上で、各ギターに応じた正確なネック反り確認と評価を行います。
なぜ査定ではネックの状態が重視されるのか

査定時、ギターのネックに注目するのは「演奏可能かどうか」が最大の判断基準になるからです。
どんなに見た目がきれいでも、ネックが大きく反っていたり、逆反り・ねじれがあると、調整や修理が前提となり、商品としての価値が下がってしまいます。
一方で、ネックにわずかな順反りがある程度なら、トラスロッドの調整だけで改善できるため、減額されない、あるいは評価が変わらないケースも多々あります。
むしろ、まっすぐで均一なフレット、適度な弦高、安定したチューニングが保たれているネックのギターは、高額査定に繋がりやすいのです。
買取GEEKでは、“演奏できるかどうか”という実用性の視点からネックの反りを確認し、単なる数字や見た目だけでなく、総合的に価値を判断します。
これは、他の一般的なリサイクルショップや買取業者にはない、楽器専門店ならではの強みです。
ギターのネック反りを確認することで、「これは売れるギターか」「修理が必要か」「そのまま販売できるか」といった判断が可能になります。
そしてそれこそが、あなたの大切なギターの価値を守る一歩なのです。
ネックに起こる反りの種類と原因

ネックの反りにはどんな種類があるのか
ギターを長く使っていると、ネックの状態は少しずつ変化していきます。その中でも注意すべきなのが「反り」です。ネックの反りにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴と対処法があります。
もっとも一般的なのが「順反り」です。これは、ネックが弦の張力に引っ張られて、前方向(弦側)に緩やかに曲がる状態を指します。順反りになると、弦高が高くなりすぎて押弦が重く感じられたり、演奏時に疲れやすくなったりするのが特徴です。
次に「逆反り」。これは、ネックが後方向に反ってしまっている状態です。逆反りになると、フレットと弦の距離が近くなりすぎ、開放弦や低フレットでビビリ音が出やすくなります。逆反りはプレイアビリティを著しく損なうため、査定でも慎重に確認されます。
さらに「ねじれ」もあります。ねじれとは、ネックが一方向に反るのではなく、左右で異なる角度にねじれてしまう状態のことです。見た目ではわかりづらいですが、指板のバランスやフレットの浮きなどに違和感が生じることが多く、演奏に支障をきたすケースも少なくありません。
買取GEEKでは、ギターのネック反りを正確に確認するため、視線の高さを合わせた目視・指板面のラインチェック・弦高の測定・トラスロッドの余裕など複数の観点から丁寧に検査しています。
反りには許容範囲があります。演奏に支障がないレベルの順反りであれば、査定額にはほとんど影響しません。逆に、ねじれや強い逆反りは修理が必要と判断され、やや減額される可能性があります。
重要なのは、ギターのネック反りを確認する際に「どの種類の反りか」と「どれくらいの程度か」を見極めること。その判断が、買取価格に直結するのです。
湿度と保管環境が与える影響
ネックの反りは使用による変化だけでなく、保管環境によっても大きく左右されます。
特に日本のように湿度の高い環境では、木材が膨張・収縮しやすく、ネックの反りやねじれが起こりやすいのです。
湿気が多い部屋に長期間放置していると、指板が膨らみ、ネックが順反りになりやすくなります。
また、乾燥しすぎる環境では木が収縮して逆反りの原因になることもあります。
ギターは“呼吸する木材”でできている楽器です。温度と湿度のバランスがとれた環境での保管が、ネック反りを防ぐ第一歩。
買取GEEKでは、査定時にギターの保管環境もヒアリングし、反りの原因が「経年か・環境か・物理的なダメージか」を丁寧に見極めた上で評価しています。

使用期間とネックの経年変化
ギターのネック反りは、使用年数が長いほど起こりやすくなります。
弦を張った状態で何年も経過すると、木材の弾力が少しずつ失われ、反りやすくなる傾向があります。
とくにビンテージギターでは、経年による順反りが自然に起こっている場合も多く、必ずしも減額対象になるとは限りません。
むしろ、当時の風合いを保ったまま演奏できる状態であれば、コレクター評価としてプラス査定になることもあります。
ギターのネック反りは経年変化の一部でもあります。長年弾き込まれた証として、状態を正しく確認し、価値を見極めることが重要です。
トラスロッド調整で改善できる反りとは
ネックの反りの中には、トラスロッドを調整することで改善できるものもあります。
トラスロッドとは、ネック内部に埋め込まれた金属の棒で、六角レンチなどを使って反りを修正する仕組みです。
一般的に、軽度の順反りや逆反りであれば、ロッド調整だけで十分補正可能です。
査定時に「反りがありますがトラスロッドで調整可能です」と伝えられるギターは、マイナス評価になりにくい傾向にあります。
買取GEEKでは、トラスロッドの余裕があるかも丁寧に確認し、「今後も調整が効くギターかどうか」までを加味した査定を行っています。

修理が難しい反りとその見分け方
すべてのネック反りが修正可能というわけではありません。
中には「リペアが必要」「部分的にフレット打ち直しが必要」「ネックリセットが必要」と判断されるケースもあります。
たとえば、トラスロッドが限界まで締まっているのに反りが残っているギターや、ネックがねじれていてフレットごとに弦高が不均一なギターは、修理費用がかかる可能性が高く、やや減額されることもあります。
ただし、ギターのネック反りの確認がしっかり行われ、「修理すれば演奏に戻せる」と判断できる場合には、当社ではしっかりと価値を評価します。
また、「プレイヤーズコンディション」として理解のある購入層に人気のモデルであれば、たとえ反っていても高価買取が実現するケースもあります。
買取GEEKでは、“直せる反り”と“深刻な反り”の違いを見極める技術を持った査定スタッフが在籍。
だからこそ、他社で「これは買取不可」と判断されたギターでも、当社では“修理前提モデル”としてしっかり価格をおつけできるのです。
ネックの反りを自分で確認する方法

自宅でできる基本的な確認手順
ギターのネックに反りがあるかどうかは、自宅でもある程度確認できます。
専門的な工具や設備がなくても、「視線」「手の感覚」「音の変化」を意識すれば、反りの有無を見つけることが可能です。
まず最初に行いたいのは、目視による直線確認です。ギターを水平に持ち、ネックのヘッド側からボディ側へまっすぐ視線を向けます。指板とフレットのラインが直線を描いているか、それとも曲がっているかを観察します。
この時、フレットの並びが中央に向かって沈んでいるように見えれば「順反り」、反対に中央が盛り上がって見えれば「逆反り」の可能性があります。
次に、実際に弦を押さえて音を出してみることも確認のひとつです。
開放弦と各ポジションで音がしっかり鳴るか、フレットの途中でビビリがないかを確認します。もし1~5フレットあたりでビビるようなら、逆反りかフレット浮きの疑いがあります。
また、ネック裏側を手でなぞることで、ねじれの感触を確認することも可能です。指板の高さが左右で不均等に感じられたり、押弦時に妙な角度が必要になる場合は、ネックのねじれが疑われます。
こうした方法でギターのネック反りを確認すれば、おおまかな状態把握ができます。
買取GEEKでは、お客様が事前に状態を確認しやすいよう、LINE査定やWeb査定の際に、どのような写真・情報が必要かを丁寧にご案内しています。
ネックの反りを確認することは、大切なギターの正しい価値を知るための第一歩。 それによって、買取時のトラブルを避け、納得の査定額につながります。
弦高からネックの状態を読み取る
ギターのネックの反りは、弦高の変化によっても確認できます。
12フレット部分の弦高(弦とフレットの隙間)を測ってみてください。
通常、エレキギターであれば1.5mm〜2.0mm前後、アコースティックギターでは2.0mm〜2.5mm前後が標準的です。
これより明らかに高ければ順反り、極端に低ければ逆反りの可能性があります。
弦高はプレイヤビリティを大きく左右する指標であり、ネックの反り具合を視覚的に確認するための有効な方法です。
買取GEEKでも、弦高を含めた演奏性を評価基準としており、適正範囲であれば積極的にプラス評価を行っています。

簡単に使える確認用ツールとは
ネック反りの確認には、身近なツールも役立ちます。
たとえば「まっすぐな定規」「スケール(直尺)」「厚紙やトランプ」などがあれば、指板の湾曲やフレット間の隙間を視覚化できます。
また、より正確に測定したい場合は、弦高ゲージやネックリリーフゲージといった専用ツールも市販されています。
こうしたツールを使えば、ギターのネック反りを客観的に確認できるだけでなく、調整やメンテナンスの基準としても活用可能です。
買取GEEKでは、ツールを使って確認された情報も査定に活かすことができ、「弦高◯mmでした」などの具体的な申告があると、査定がよりスムーズになります。
音の変化に注目する
ギターのネックに反りがあると、音にも微妙な変化が現れます。
たとえば、特定のフレットだけ音がビビる、音程が安定しない、チューニングがずれる、といった症状があれば、ネックの状態を疑ってみるべきです。
音を出す際に確認すべきなのは以下の3点です:
- 1~5フレット:逆反りが出やすいエリア
- 12フレット以降:順反りが出やすいエリア
- ハイポジションの音詰まり:ねじれやジョイントの歪みの兆候
音の異常を感じたら、すぐにネックの反りを確認することをおすすめします。
ギターの音は正直です。 音に違和感を覚えたら、それはネックからのサインかもしれません。
自分で判断できない場合の対処法
ギターのネック反りを確認する方法は数多くありますが、判断に自信がない方は無理せずプロに相談することをおすすめします。
自己流の判断で「大丈夫」と思っていても、実際は軽度な逆反りやねじれが進行していることもあります。特に高額査定を狙うギターや、ビンテージギターなどは慎重な判断が必要です。
買取GEEKでは、事前にLINEやWebからお写真を送っていただければ、反りの有無やネック状態についての無料アドバイスも可能です。写真を撮る際のコツ(ネックを真横から、ヘッドから真っ直ぐに…など)もご案内しています。
さらに、宅配買取をご利用いただければ、到着後に専門スタッフが丁寧にネックの反りをチェックし、その結果に基づいた正確な査定額をお伝えしています。
状態に納得がいかなければ、キャンセル・返送も完全無料。
ギターを売る前にネックの反りを確認しておくことは大切ですが、わからないときにはプロの目を頼るという選択も、価値を守る大事な一歩です。
買取GEEKなら、状態に応じて最大限の評価ができるよう、柔軟かつ誠実に対応いたします。
反りのあるギターは売れるのか?

反っていても買い取ってもらえる?
ギターのネックに反りがあると、売れないのでは?と不安に感じる方も多いかもしれません。
ですが、必ずしもそうとは限りません。反りの程度や原因によっては、十分に買い取ってもらえるケースが数多く存在します。
たとえば、「軽度な順反り」であれば、トラスロッドの調整で簡単に改善できることが多く、買取にはほとんど影響しません。
また、ネックが反っていても音がしっかり出ていて演奏に支障がない場合は、そのまま評価対象になることもあります。
買取GEEKでは、反りのあるギターも積極的に査定対象としており、「反り=マイナス査定」と一律には考えていません。
状態に応じて調整・修理可能な範囲かどうか、交換が必要かどうかなど、専門の視点で公平に判断しています。
「ネックに反りがあるから」と諦めず、まずは状態をしっかり確認したうえで、正直に申告することが大切です。
査定に与える影響の程度
反りがある場合でも、ギターの査定額は必ずしも大幅に下がるとは限りません。
以下のような基準で、減額の程度は変わってきます。
- 軽度の順反りや逆反り(調整で改善可能):減額なし or 軽微
- 中程度の反り(調整必要):小〜中程度の減額
- ねじれやロッド限界、指板浮きなど:大きな減額 or 修理扱い
つまり、反りの「深刻度」によって、査定結果が大きく分かれるということです。
ネックの反りが確認された場合でも、「音が正常に出る」「ロッドに余裕がある」「フレットの減りが少ない」といった要素が総合的に評価されるため、実際の査定額はケースバイケースです。
買取GEEKでは、反りの有無や状態をLINE査定やWeb査定時点で写真とともにお知らせいただくことで、事前の大まかな査定額もご提示可能です。
「反っているから…」と自己判断で処分してしまう前に、ぜひご相談ください。
修理歴のあるギターの評価

ネックの反りを修理したギターについても、正しく整備されていれば問題なく買い取りが可能です。
ただし、その修理が専門的に行われたものであるか、改造に近い処置であるかは評価の分かれ道となります。
たとえば、
- トラスロッドの調整のみ → 評価維持
- 指板剥がれやロッド修理歴 → 要審査(影響小〜中)
- ネックヒーター修正や熱処理 → 一部でマイナス評価の可能性あり
修理歴がある場合も、状態が安定していて演奏性が保たれていれば大きな減額にはなりません。
買取GEEKでは、過去の修理歴も含めて丁寧にヒアリングし、できるだけ高値でのご提案を心がけています。
状態申告の重要性
ギターを売却する際に、ネックの反りなどの状態をあらかじめ申告することは、査定をスムーズに進めるカギになります。
とくに宅配買取やLINE査定など、現物をすぐに見られない場合、事前情報の精度が高いほど正確な査定につながります。
以下のような申告があると、査定が非常にスムーズになります:
- 「目視で順反りしているように見える」
- 「弦高が12Fで2.8mmくらい」
- 「音詰まりはないが押弦が重い」
- 「ロッドはまだ回る」
このような簡単な情報でも、反りの状態を判断するヒントとなり、減額リスクを回避できます。
買取GEEKでは、事前申告がしっかりされている場合には、お客様の誠実さも考慮して査定に反映することがあります。
ギターのネック反りを防ぐための日常ケア

ネック反りの主な原因とは
ギターのネックが反る原因は、湿度・温度・張力など複数の要素が重なり合って起こるものです。
なかでも最も大きく影響するのが、「湿度と温度の変化」です。木材でできているネックは、乾燥すれば縮み、湿気を吸えば膨らむ性質があります。
たとえば、乾燥しすぎた環境では逆反りが起きやすくなり、湿気が多いと順反りや波打ちのような症状が出ることもあります。
また、ギターを立てかけて保管していると、自重や張力のバランスによって長期的にネックが歪んでしまう可能性もあるのです。
特に気をつけたいのは、
- エアコンの直風が当たる場所
- 冬季の暖房の真上
- 湿気がこもるクローゼットの中
など、極端な環境にギターを長期間放置することです。
ネック反りの確認は、こうした環境要因に気づく第一歩でもあります。
保管方法を見直す
ギターのネック反りを防ぐうえで最も基本的な対策が「保管方法の見直し」です。
特に、湿度管理は必須項目です。理想の保管環境は湿度45〜55%、温度20〜25℃前後を目安にしましょう。
以下のポイントを押さえておくと安心です:
- ギタースタンドを使用する場合、ボディが安定し、ネックに負担がかからないタイプを選ぶ
- 直射日光や空調の風が直接当たらない位置に設置する
- 乾燥剤や加湿器を併用し、湿度を一定に保つ
さらに、ギターケース内に湿度計を入れておくと、状態管理が格段にしやすくなります。
ネック反りの確認を定期的に行うことで、気づかぬうちに進行してしまうトラブルを予防できます。
弦の張りっぱなしに注意

弦の張力がネックにかける負荷は意外と大きく、反りの原因にもなり得ます。
特に長期間演奏しない場合、弦を張ったままにしておくと順反りが進行するリスクがあります。
休ませる期間が1ヶ月以上になるようなときは、
- 半音〜1音程度緩めて保管
- ネックに不自然なテンションがかからないようにする
といった対策が効果的です。
ただし、完全に弦を外すと逆反りの原因になる場合もあるため、適度なテンションを残すことが大切です。
日頃からネックの反りを確認するクセをつけることで、張力バランスが崩れる前に対処できます。
日常的なメンテナンスのポイント
ギターのネック反りを防ぐためには、こまめなメンテナンスが何よりの予防策になります。
以下のメンテナンスを定期的に行いましょう:
- 指板の汚れ除去とオイル塗布(乾燥予防)
- トラスロッドの状態確認(締めすぎ注意)
- 弦高チェック(高すぎ・低すぎは要注意)
- ネック裏の状態チェック(割れやねじれの兆候)
指板が乾燥しているとフレットの浮きやすさにも影響し、結果的にネック反りが進行することもあります。
特に乾燥しやすい冬季は、月に1回のメンテナンスを目安に行うことが推奨されます。

自分で確認できるチェック方法
最後に、ご自宅でもできるネック反りの確認方法をご紹介します。
以下の手順で、初心者でもある程度の状態を把握することができます。
①視線を合わせて直線チェック
ギターをネックのヘッド側から目線でのぞき込み、ネックがまっすぐ通っているか、波打っていないかを確認します。
②弦高の測定
12フレット上の弦高を、1弦・6弦の両方でチェック。2.0mm前後であれば問題なし。3.0mmを超えると順反りの可能性があります。
③押弦チェック
1フレットと最終フレットを同時に押さえ、8フレットあたりの弦とフレットの隙間を見ることで反りの方向を判断します。
隙間が大きい → 順反り、小さいまたは接触 → 逆反りの傾向。
④音詰まりチェック
各フレットで音を出してみて、「ビビリ」や「詰まり」があれば反りまたはフレットの不具合が疑われます。
ギターのネック反りの確認を習慣化することで、反りの進行を早期に発見し、重大な修理を回避することができます。
Q&A – ギターのネック反りに関するよくある質問

Q1. ギターのネック反りを確認する頻度はどれくらいが理想ですか?
最低でも月に一度はネック反りの確認を行うのが理想です。
特に季節の変わり目や、湿度・温度が大きく変化する時期は、ネックの状態が変わりやすくなります。
長期間ケースに入れたままにしているギターも要注意で、久々に出す前には必ずチェックしましょう。
Q2. ネックが反っていると、音にどんな影響が出ますか?
順反りでは「音がビビらないが弾きにくい」、逆反りでは「音がビビる・詰まる」といった影響が出ます。
フレットバズや音詰まりなど、演奏性と音質の両面に悪影響を与える可能性があります。
早期の確認・調整が、ギターの寿命を延ばす第一歩です。
Q3. 自分でネック反りを直しても大丈夫ですか?
基本的にはプロに任せるのが安心ですが、軽度な調整であれば自己調整も可能です。
トラスロッドの調整を行う場合は回しすぎに注意し、1/8回転ずつ調整することが鉄則です。
不安がある場合は「買取GEEK」などの専門店にご相談ください。
Q4. ネックが反っているギターでも買取してもらえますか?
はい、買取GEEKではネック反りのあるギターも積極的に買取しております。
ネック反りの程度にもよりますが、修理可能な状態であれば買取額に大きく響かないケースも多くあります。
さらに、神奈川県横浜市・兵庫県尼崎市をはじめ、全国どこからでも宅配買取をご利用いただけます。
Q5. ネック反りが進行すると、修理費はどれくらいかかりますか?
反りの程度やギターの種類によって異なりますが、数千円〜1万円前後が目安です。
ネックアイロン処置やフレットすり合わせなど、本格的な修理が必要な場合は2〜3万円以上になることもあります。
だからこそ、日常的なネック反りの確認が重要なのです。
Q6. ネック反りとフレットの浮きは違うものですか?
はい、全く異なる現象です。
ネック反りはネック自体の湾曲、フレット浮きは金属部品(フレット)の固定不良によるものです。
ただし、フレット浮きがあると反りと似た症状(ビビりや詰まり)が出るため、見極めが必要です。
Q7. ギターのネック反りを確認するために、専用の道具は必要ですか?
絶対ではありませんが、あると便利です。
例えば、ストレートエッジ(定規)や弦高ゲージなどがあると、より正確にネック反りを確認できます。
ですが、初心者の方は目視と押弦チェックだけでも十分判断材料になります。
まとめ – ネック反り確認でギターの価値を守ろう

ギターのネック反りの確認は、楽器の寿命と価値を守るための基本中の基本です。
とくに中古市場では、ネックの状態がそのまま買取価格に直結することが多いため、日頃からのメンテナンスと定期的なチェックが欠かせません。
ギターは木材でできている繊細な楽器であり、温度や湿度、弦の張力などによって常に状態が変化しています。
だからこそ、目視・触診・音のチェックなどによるネック反りの確認作業を定期的に行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
また、ネックにわずかな反りがあるだけで「音がビビる」「押弦が重い」「高音域が出にくい」といった問題が生じ、プレイの質が落ちてしまいます。
それだけでなく、ギターを手放す際に大きな減額ポイントにもなるため、注意が必要です。
神奈川県横浜市や兵庫県尼崎市で楽器を売りたい方はもちろん、全国からの宅配買取に対応している買取GEEKでは、反りのあるギターも誠実に査定・買取対応しています。
LINE査定やWeb査定を使えば、自宅から手軽にギターの価値を把握できるうえ、無料キャンセル・運送保険付きで安心です。
壊れていても、付属品がなくても、汚れていても大丈夫。
「ネックが反ってるから無理かな…」とあきらめずに、まずは買取GEEKにご相談ください。
大切なギターの価値をしっかりと見極めて、納得できる形で次のオーナーへ橋渡しをいたします。
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